Question <以下Q>
株式会社Voiceの初プロジェクト「白磁の器ともやう黄金焼プリン」についてお話を聞かせてください。
株式会社Voice CEO 浅野吉彦 <以下浅野>
私たちVoiceが第一弾として取り組んだプロジェクトが「白磁の器ともやう黄金焼プリン」です。
大阪の船場で創業から半世紀以上にわたって愛され続けてきた純喫茶ヒロさんの黄金焼プリンは店内でのみ提供されている名物プリンです。この味をもっと多くの人に“新しいカタチ”で楽しんでほしいという想いから、長崎・波佐見焼の一真窯さんとのコラボレーションを提案しました。
Q:
この商品名にある“器ともやう”にはどんな意味があるのでしょうか。
浅野:
波佐見焼の生産地では、それぞれの役割を持つ職人が協同して器づくりをすることを“もやう”と言うそうです。この“もやう”つまり「それぞれが力を合わせて、いいものをいっしょに作り上げる」という考え方は私どもVoiceのコンセプトと一致するものでした。
Q:
この器は「手彫り」ということですが。
浅野:
はい。この一真窯さんの白磁の器は一つ一つ手彫りで作られています。これはまさに職人さんの技術とこだわりが凝縮された味わい深い器です。私自身、長年モノづくりに従事してきた者として、技術にせよ工夫にせよ磨きあげたこだわりこそが、製品を手にされた方に感動を与えることのできる喜びだと思っています。
Q:
ヒロさんの黄金焼プリンも先代から継承された。
浅野:
現オーナーのお父様が作られた味を娘さんが受け継ぎ、時代に合わせて素材や付け合わせなどにこだわりを持って進化させてこられました。今回は、この商品を冷凍して保存性を高めることで、お持ち帰りだけでなくお土産にも贈り物としても喜ばれる商品になると考えました。
このコラボレーションによる焼プリンと器、両方の「味わい」を多くの方に楽しんでいただきたいと思っています。
Q:
Voiceの今後については?
浅野:
今回はしっかりと実績のある方々とのコラボレーションですが、今は無名であっても「本当に良いもの」をさらに社会的にも役立つ「新しい価値」を見出して、新たな商品化や事業化に貢献したいと考えています。